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蔵元紹介
VOL.
07
2008.7.10
勲碧酒造株式会社

勲碧酒造株式会社

母なる大地に感謝!勲碧酒造に行ってきました!

私は中年営業マン。業種はナイショ。担当しているのは尾張北部の田園地帯。趣味は骨董?関係ないですね。私はいつも車で得意先を回ってるんですが、どーしても気になっている事(場所)が一つあります。それは江南市にある勲碧酒造っていう酒蔵です。道路に面する所に“お酒売ってます”の看板。いつもは横目で見ながら通過するんですが、その日はなぜか寄ってみようと思いました。車を止めて蔵の入り口にある小売部に入ってみると、とっても気さくな女性がひとり(社長の奥さんでした)。調子にのってお酒について話していると、なんと奥から社長(杜氏さん)登場。突然の押しかけ&昼休憩タイムにもかかわらずお相手していただきました。さらに、「よかったら蔵見ます?」とのありがたいお言葉。仕事放棄モードの私は「お願いします!」即答です。蔵に入り、杜氏でもある村瀬社長からいろいろと話を聞かせて頂きました。蔵のモットーは「地産地消・手造り」。地産地消って・・・?地元生産=地元消費を略した言葉で、地元で生産されたものは地元で消費しましょうという意味です。江南市で生まれ、育ち、商売をさせてもらっている。その地元に対して恩返しをしたい・・・。そんな考えが社長にあるようです。その証拠といってはなんですが、東京からお酒の注文が入ってもあまり積極的に出荷してないみたいです。その理由は?地元で売るお酒がなくなると困るからです。まさに地産地消の精神、“母なる大地に感謝”です。その後もお酒造りの工程について、社長から丁寧に説明してもらいました。しかし私は飲むのは好きなんですが、あまり専門的なことは分かりません。ただ、仕事(酒造り)に対して真剣に取り組んでいるかどうかぐらいは分かります。勲碧さんの村瀬社長からは「酒造りが好きなんです」「地元に感謝」という気持ちが伝わってきます。
社長自ら、洗米時に温度計と時計のにらめっこ(写真参照)。そんな所にも愛を感じさせてくれます。使用米は、主に江南市近郊産「旭」 と「あいちの香り」。酵母は主に「愛知酵母」。まさに「地産」こだわっています。ここでお米の説明です。「旭」とは・・・昔から作られていたお米で、改良されてできたお米ではありません。有名な酒米、美山錦、五百万石のルーツです。又非常に背の高いお米で稲穂が実り垂れ下がった姿は他のどんなお米より”美しい”と評判!偉そうに言いましたが、全て村瀬社長に教えてもらったんですけどね。
お酒の説明&蔵見学・・・、村瀬社長、勲碧酒造のみなさん、本当にありがとうございました。突然の中年男の訪問に対して手厚い対応。涙・涙です。
最後に、勲碧酒造さんの所在地愛知県江南市をPRすると、名古屋のベッドタウンとして発展しており、その一方田園風景も残っていて大変住みやすく人間にも酒にも優しい町です。江南市が発展しないと担当エリアである私の営業成績も上がりませんから・・笑。
その日の夜、家で勲碧酒造さんのお酒をゆっくり飲みました。お酒のバックにあるストーリーを知っていると、味わいも違います。とても落ち着きます。勲碧酒造さんのファンがまた一人増えました。 

蔵元情報
住所 愛知県江南市小折本町柳橋88番地
電話 0587(56)2138
FAX 0587(56)2139
公式HP http://www.kunpeki.co.jp/
E-mail kimi@kunnpeki.co.jp
代表銘柄
純米大吟醸1.8L
純米大吟醸1.8L

純米大吟醸 杜氏渾身ノ酒  全量山田錦使用 精米歩合40% 奥いきのある控えめな香.純米らしいしっかりとした旨味。勲碧の最上級酒

大吟醸1.8L
大吟醸1.8L

大吟醸  全量山田錦使用 精米歩合40% 豊で奥いきのある吟醸香。キレの良い口当たりと旨味。味わい大吟醸

純米吟醸1.8L
純米吟醸1.8L

純米吟醸  全量山田錦使用 精米歩合55% 10号らしい穏やかな香が特徴。スッキリとした飲み口。

氷温熟成酒1.8L
氷温熟成酒1.8L

純米吟醸原酒 氷温熟成酒 全量酒造好適米使用 精米歩合60% 蔵の一番人気酒。

純米酒1.8L
純米酒1.8L

手造り純米酒  価格パフォーマンス抜群。燗してもぬけないしっかりとした味わいが特長。

本醸造1.8L
本醸造1.8L

手造り本醸造酒  少量仕込(約900キログラム)だからこその香の良さ。常温熟成による旨みののりが特長。