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蔵元紹介
VOL.
17
2009.05.10
アルタス

アルタス

リオハのスーパー・スターが惚れ込んだ古樹のガルナッチャを求めて…

今回訪れたのはスペインワインの銘醸地リオハよりやや北東に広がるナバーラというところ。
アメリカの人気ワイン雑誌「ワイン・アドヴォケート」で100点満点を獲得したワインを産み出すリオハの生産者「アルタディ」と言う方がナバーラでガルナッチャ(グルナッシュ)種の可能性を追求して1996年より始めたブランド「アルタス」。
ブドウ畑とアーモンドの樹が一面に広がるのどかな風景の中で一際目を引く近代的な建物が「アルタス」の醸造所でした。
ブランド名である「アルタス」とは畑のある地名でもありました。たまたま「アルタディ」に似た名前だったのでブランド名に採用したとの事。
以前より、リオハを代表すると言っても過言でないワインを生み出してきたアルタディが何故、他の産地で新たなワインを造り始めたのか?その答えは「古樹のガルナッチャ」にありました。
リオハは言わずと知れたスペインの銘醸地で、当時畑の価格は年々高騰しており、そこでアルタディは『リオハ以外でコストパフォーマンスの高いワインを造ろう』という決断をしたそうです。
ナバーラはかつて「軽いロゼワインの産地」だったみたいで、そのロゼワインを産み出すガルナッチャ種のポテンシャルに着目。『高樹齢の樹から収穫されたガルナッチャならば偉大なワインが作れる』という確信のもと、中には樹齢100年にもなる古いブドウ樹が植樹された畑を取得しました。
評論家から『スーパースター』と呼ばれ、世界中から引く手数多となるワインを産み出すアルタディのオーナー「ホアン・カルロス・ロペス・デ・ラ・カーレ」に奢りはありません。
オーナーである自らが畑に足を踏み入れ、熱心に説明をしてくれる姿は最高の収穫を追い求める一人の農業家であり、醸造を説明する姿は最高の結果を追い求める醸造家そのものです。
トップである人間が率先して現場に立ち、栽培に情熱を傾け、そして全ての醸造行程に責任を持つ姿勢こそが世界で認められるワインの原動力だと言う事がすぐにわかりました。
ホアン・カルロス・ロペスは『ガルナッチャはナバーラの伝統的なブドウ品種です。丁寧に作った古樹のガルナッチャは完熟したブラックベリーのトーンを感じさせる至高のワインへと昇華し、飲み手に至福の喜びを与えてくれる事を確信してアルタスを始めました。是非、日本でも古樹から産み出されたガルナッチャ種の卓越した可能性を感じてください。』と語ります。

蔵元情報
住所 Ctra.Logrono s/n. 01300 Laguardia-Alava-Spain
電話 0034945600119
FAX 0034945600850
公式HP http://www.artadi.com/
E-mail info@artadi.com
代表銘柄
アルタスリ(赤)
アルタスリ(赤)

ガルナッチャ100%
ガルナッチャらしい可愛らしくフレッシュなキャラクターで、赤い小さな果実やオレンジ、スミレの花などが香るアロマ。
程よく収斂性のあるタンニンと柔らかく伸びやかな酸が果実味にまとまりを与え、バランスの良い味わいとなっております。余韻も程よく長く、白胡椒やスパイスのアロマが感じられます。

サンタ・クルス・デ・アルタス(赤)
サンタ・クルス・デ・アルタス(赤)

ガルナッチャ100%
よく熟したプラムや赤い果実のニュアンスにユーカリ、白胡椒にバルサミコなどがアロマに感じられる。
パワフルさの中にフレッシュさも同居し
しなやかで伸びのあるタンニンの存在感を感じながら、余韻まで長く果実味の豊かさが続きます。