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蔵元紹介
VOL.
19
2009.07.10
七笑酒造株式会社

七笑酒造株式会社

信州 木曽路に旨い酒あり

日を追うたびにだんだんと暑くなって着ましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
わたしはと申しますと、めっぽう暑いのが苦手で、この先2ヶ月あまりもこんな陽気が続くのかと思うと、ゾッとします。
そんな時、頭の隅っこから木曽節の「木曽のな〜 中乗さん、木曽の御岳 なんじゃらほい 夏でも寒い よいよいよい」の唄が流れてきました。というには去る2月中旬の晴れた日に木曽福島にある「七笑」の蔵元を訪れたときのことをふと思い出しました。そのときのことをレポートさせていただきます。季節のずれは皆様の頭の中で修正してください。
七笑酒造は中山道沿いの宿場町である木曽福島に明治25年に誕生しました。
谷あいのこの町は箱根の関所と並び難関な関所として栄ました。行ってみると切り立った山と山に囲まれた非常に狭い谷間に屋根を寄せ合うように住宅が建っていました。その集落のやや北に位置する蔵もご多分に漏れず非常に入り組んだ敷地の上に立ち、蔵は3階構造になっていて、狭い敷地を効率よく活用していました。まるで迷路のような蔵を社長様自ら案内していただきました。麹室から、浸水槽、貯蔵タンク、吟醸蔵、びん詰めライン、在庫倉庫の順番で回って行きました。
  現在 七笑酒造では試験的に酒造好適米である「美山錦」を地元の農家に依頼し、本年度始めて収穫された米にて純米酒を仕込んでいました。順調に行けば4月頃に「しぼりたて」として限定発売するそうです。今後も契約農家を増やして、木曽の土地で取れた米で、木曽の酒蔵で醸した酒が出来上がるという構想をしています。今後に期待したいと思います。
  見学の後、社長さまと会議室にて少しお話をさせていただきました。その中で非常に「七笑」というお酒を語るにあたって私の脳裏に焼きついたお言葉を言われました。その話とはあるとき知人に誘われ旨いといわれる飲食店にお邪魔することになり料理を順番に食べていると、この料理にはこの酒、この料理にはこの酒と毎回酒の種類を変えて出していただいたそうです。だが、しかし、いざ会計を済ませ帰ることになり、飲食店のご主人に「料理はいかがでしたか?」と聞かれ正直に「酒の味は覚えているが、料理の方はサッパリ覚えていない」と答えられたそうです。つまり料理を酒が邪魔をして、印象に残らなかったのです。酒は料理の引き立て役(脇役)でいい。スタンダードな酒造りをしてどんな料理の味を邪魔しない。「七笑」はそんな酒なのかも知れません。

蔵元情報
住所 長野県木曽郡木曽福島町5135
電話 0264−22−2073
FAX 0264−22−4164
公式HP http://www.nanawarai.co.jp/
E-mail  
代表銘柄
吟醸
吟醸

軽快でフルーティーな香りの吟醸酒です。
酒造好適米「美山錦」を60%まで磨き 使用しています。

原酒
原酒

丹精込めて醸したお酒 をそのまま瓶詰めしま した。
パンチのある飲み口が特徴です。
1800ml 2140円

純米
純米

日本酒の醍醐味が凝縮された蔵元の自信作。 芳醇な香りが至福の時を刻みます。毎日を楽 しくさせるような、飽きの来ない本物の味わいです。
1800ml  2,345円

紅梅
紅梅

軽快でサラリとした印象でありますが、長野 県産の清酒らしく、「美山錦」を使用して、ほ んのりとした甘さを感じる旨口に仕上げた、 本醸造タイプのお酒です。
1800ml  1、905円

白梅
白梅

淡麗でありながら豊醇味のある飲み口が特徴です。 まるやかでバランスのとれた味わいは食中酒にピッタ リです。毎日を楽しくさせる飽きのこない本物のあじわ いです。
1800ml  1、701円

とんがら味噌
とんがら味噌

保存料などを一切使用 していない完全な手造り商品です。 少し辛いですですがお子様からお 年寄りまで安心して召し上がって いただけます。
100g    550円