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おすすめ酒レポート ワイン編

イージー・バイ・エニーラ

No.29 2010.6.1

イージー・バイ・エニーラ

生産国 ブルガリア
メルロー 100%
お酒のタイプ
テイストグラフ

衝撃のメルロー

 今回はワイン業界の話題をさらったイージー・バイ・エニーラの紹介をしましょう。ブルガリアのワインです。ブルガリアって何処?ブルガリアといって思い出すのはヨーグルト!!でも以外とワインの歴史は古いのです。トラキアと呼ばれていた三千年前、それ以前からワイン作りが行われていた世界最古のワイン産地の一つだそうです。ブルガリアのワインの特徴はブドウ栽培に恵まれた気候条件を有しています。高原地帯にある首都のソフィア付近と、中部山岳地帯を除いた丘陵地と平地でブドウ栽培が行われています。品種は古くからのものと、今世紀になってからの新しい品種の両方が栽培され、それぞれに特徴のあるワインを生み出しています。白ワインはフレッシュで軽く、飲み頃の早いものが主体です。赤ワインはコクのある力強いものが多くみられます。今では瓶詰めワインに限れば、フランスに次いで世界第二位の輸出量で国内での消費は少なく、生産量の90%が輸出されています。この話題のワインを手がけたのは、「ラ・モンドット」や「カノン・ラ・ガフリエール」で知られるナイペルグ伯爵です。驚くほどのコストパフォーマンスを引きだしました。メルロー100%、コンクリート・タンクに入れられ、発酵前の低温浸漬後に約10日間の醗酵、そして旧フレンチ・バリック(1年樽、2年樽、3年樽)にてMLF後、同バリックで8〜10ヶ月間の熟成を行います。ベッサ・ヴァレーで栽培されているメルローの品質と、畑仕事の質の高さが理解できる完熟した果実の心地よいアロマと口当たり。チャーミングなラズベリーやミント、心地よいオークの風味が広がり、なめらかなタンニンの舌触り。まさにトレビアンです。自信を持ってお勧めしますので、お試しあれ。

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