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おすすめ酒レポート ワイン編

Chateau Clos de Salles

No.24 2009.121.1

Chateau Clos de Salles

生産国 フランス
産地 ボルドー
原料 メルロー 60%
  カベルネフラン 30%
  カベルネソーヴィニョン 10%
お酒のタイプ
テイストグラフ

年産500ケースという小さなシャトー

今回のおすすめワインはシャトー・クロ・ド・サールです。
フランスはボルドー、ポムロールの北西端にそのシャトーはある。 ポムロールで最も大きいシャトー・ド・サルの隣にひっそりと構える僅か1.3haのブルゴーニュ並みの大きさのシャトーだ。醸造責任者は30代半ばのイヴァン・メルレ氏が勤める。 若いが、葡萄栽培や醸造学などの学問も修めており実家はメドックのシャトーだそうだ。1998年にオーナーが代わり、16世紀よりの由緒あるシャトーの葡萄の木の若返りを図り、次にブドウ畑を病害に対する完璧な管理をすることとリュット・レゾネと呼ばれる土壌に自然な方法での耕作が始められました。
醸造責任者であるメルレ氏は次に記す3つの考えを持っているみたいです。
・土地測量術データに則しブドウ畑をパーセルごとに地質の違いを分析し、地質、ブドウの樹木やその根、ブドウの品種、樹齢とともにコンピューターを使用し特徴を明確化すること。
・土壌の個性に合ったワインのスタイルを定義付けること、それには現実に即した視点をもつ外部からのアドバイスを考慮すること。
・外部からのアドバイスはこのブドウ畑を絶え間なく観察して出てきたアイデアであること。
  メルレ氏がシャトー経営のコンサルタント達に若手醸造家として一目置かれる存在であることが理解できます。収穫した葡萄はメルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨンの品種ごとにマロラクティック発酵させ、
新樽で20ヶ月熟成させます。 滓引きしたワインをアッサンブラージュしさらに3ヶ月新樽で熟成。 
そういうことによりこのワインはバランスよくエレガントで、ビロードのように滑らかで質の良いタンニンとフルーティな長い味わいが感じられるです。 年間の生産本数が5000本〜7000本というこのワインを是非味わってみてはいかがでしょうか?メルレ氏の堅実なワイン造りが伝わります。


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